高知市の中心街からは少し東に離れた海の近くに建つロイヤルホテル土佐。
高知市ではなく高知県安芸郡芸西村です。
背後には広いゴルフ場を持つ小高い丘に建ち、海沿いの高架を走るごめんなはり線が見えるのどかな場所。
パッと見はワイキキビーチ。
今回は夏休みのお盆前に行きましたので、たいへんな暑さの中の高知旅行になりました。
とりあえずこどもたちはプールに送り込めば、いつまでも楽しく遊んでくれますので、プールがあるホテルを条件にロイヤルホテル土佐を選びました。
プールのまわりは広い芝生で囲まれ、ヤシの木が何本も立っていて、南国ムードいっぱい。
プールサイドには白いテーブルと椅子のセットが何組も置かれ、それぞれにパラソルが立てられています。
最も混んでいる時間でも6割程度の埋まり方でした。
また、連泊ということで、毎日同じかんじのビュッフェではどうかと思ったので、朝食だけをつけた宿泊プランに。
昼食は海鮮・うどん、などとテーマを決めてドライブしながらお店に入り食べることにしました。
夜はホテルに近い「活魚レストラン藤」に。歩いてもいけますが、帰りが坂道になるので、車で行きました。
このお店はおすすめです。
様々な海鮮丼があるうえ、お刺し身もカツオのタタキもウツボのタタキもおいしいです。
しかもランチの丼メニューが夜も注文できるので、それをベースにしてほかのお料理を足していけば、びっくりするほど安い夕食に!
こんなのが1500円くらい!
ホテルを出ると夜は真っ暗です。
スーパーマーケットも8時9時には閉まります。
遅い時間まで開いているのはA-MAX。確か10時までですが、ホテルからは車で15分くらいかかったと思います。
道中は真っ暗です・・・。さすが高知県。
朝食は最上階13階のレストランでビュッフェ。
席数も多く品数もとても多いです。和食と洋食どちらもそろっていますが、どちらかというと和食が充実しています。
地元のものが食べたいので、ごぼう味噌とかナス味噌とかしらすとか地味なものからスタート。ほくほくの熱々芋ケンピもおいしい。
どれも味付けもほどよく、ちょっと写真では伝わるかわかりませんが、満足です。
こどもたちはなんでも挟めるコッペパンコーナーに。
お盆前ということで、ホテルはほぼ満室。
ですので朝食はたいへん混み合う時間がありました。
基本的に7時から9時までなのですが7時50分頃に行くと、ちょっと入っていくのをちゅうちょするような混雑ぶり。
ただ、団体さんが多いのか、8時過ぎには人がざーっと引けて、6割くらいのゆったり空間に変わりました。
二日目の朝も混んではいましたが、向かい側のカフェのフロアも開放されたので、だいぶん落ち着いていました。
スタッフの方にきくと、「今日はまだいいのですが、お盆に入ってしまうとかなりたいへんなことになる」とのこと。
一階のエントランスはとても広々としています。
大きなソファもたくさん置かれています。
プール側はとくに落ち着きます。芝生にお花畑。
売店も広く、お土産もののほかに野菜や果物、陶器などもたくさんありました。
意外と人気なのは、坂本龍馬さんに扮しての写真撮影コーナーです。
自由に羽織れる羽織袴が用意されていて、台に乗ってふところに片手をつっこんで記念写真を撮れば、龍馬のあの写真を再現できるわけです。
見ていると中高年のおじさんたちがけっこう利用していました。
土佐創作料理のレストラン「土佐の国」。
大浴場は「室戸岬」。その名にふさわしい立派なお風呂です。お湯は透明でぬめりがあります。
もちろん露天風呂があり、広々とした岩風呂が開放感たっぷり。まだ真夏ですがトンボが空を飛んでいます。もちろん坂本龍馬が立っています。壺湯や洞窟風呂も。朝風呂はとくによかった!
まわりが山なので外から覗かれるような建物もなく、囲いが低く、それが大きな開放感につながっています。
今回利用した和室。和室のある最上階が6階ということで、ホテルの高さからいうと真ん中あたりなのですが、それでも十分な眺望がありました。
畳に座っても海が見えます。
海のすぐ手前にたまに通るのはごめんなはり線の電車。1両だけか2両編成かどちらか。
よーく見ると阪神タイガース!
大浴場があるのでユニットバスのお風呂は使わず。こどもたちの浮き輪置き場になっていました。
プールに入るとコインランドリーは必要です。
洗濯機と乾燥機は4つずつで、ちょっと少なめですが、われわれの使うときには半分の利用率で、困りませんでした。
洗濯用洗剤が無料なのがうれしかったです。
ホテルの建物自体は年季が入った感じで、あちこちに古いなと思わせる部分はあります。
1階のトイレが和式4様式1だったりだとか、半分しか開かない自動ドアがあったりとか。
それでも全体的によく手入れされていて、リニューアルした部分もたくさんありましたので、とくに困ることはありませんでした。
ホテルの駐車場はめちゃくちゃ広いです。無限に停められます。きっと満車になることはそうそうないのではでしょうか。
ただし日陰がほとんどないので真夏はジリジリと日差しに焼かれ、車内の温度がたいへんなことになります。
木の陰に無理やり停めている車もありましたが、ホテルまでえらく遠くなります。
車の中で広げる日よけは必須です。